SSブログ

SNCF CC40108(Märklin 39401) [フランスの機関車]

DSC_2418-1265.png

SNCF(フランス国鉄)の4電源対応電気機関車です。

フランス・ベルギー・オランダ・ドイツを結ぶTEEの牽引機として10輌がアルストームにて製造されています。カラーリングの異なる兄弟機にSNCB(ベルギー国鉄)の18形電気機関車があります。4国の異なる架線電圧・周波数に対応した機器を搭載したため全長22mのマンモス機関車となり、軸重の制約からオランダ・ドイツへの入線がかなわなかった悲運の機関車でもあります。

日本ではゲンコツと呼ばれる特徴的な前頭デザインは、さらに精錬されてCC6500・BB15000といった1970年代のフランス国鉄を代表する機関車に受け継がれています。

DSC_2419-1266.png
シングルアームパングラフも4電源に対応して4つ搭載しています。交流用と直流用で異なる形状のパンタグラフも、模型ではしっかりと再現されています。
ボディーは登場時の銀色メタリック塗装になっていますが、乗用車の様なワックス掛けができない鉄道車輌では耐候性に難があった様で、後年にべトン(セメント)と呼ばれるライトグレーの塗装に改められています。同様のメタリック塗装だったCC6500やグランコンフォート客車もべトンに改められています。
 
CC40100やCC6500といったフランス国鉄を代表する電気機関車は、模型の世界では何故か蚊帳の外という感じで、リマやジョエフのトイライクな製品が1970年代に登場したあと、40年近く新製品が出ない状況が続いていましたが、最近になってハイグレードな製品がこのメルクリンを始め数社から発売される様になりました。
このメルクリンの機関車は、ダイキャストボディーと車体の長さも相まって、手に持つとズシリと重いです。
 
メルクリン/TRIXからは、この機関車が牽引したステンレスボディーのPBA型客車(PBAはパリ・ブリュッセル・アムステルダムの意味)も同時に発売されています。別の機会に紹介したいと思います。

タグ:PBA CC40100 SNCF
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

DB Lufthansa Airport..PRR GG-1 #4856(IHC M.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。