DB E120.0-002 (Märklin 37538) [ドイツの機関車]
私がまだ中学生だったころ、海外の鉄道は本か模型くらいでしか目にすることのできない世界でした。たまたま書店で目にした雑誌「鉄道ファン 1979年11月号」に、このE120型機関車についての記事が掲載されており、西ドイツの機関車と言えばE103くらいしか知識のなかった私にとって、大きなロゴが記された新型機関車の登場は衝撃的でした。
「鉄道ファン 1979年11月号」
雑誌発売から数年が経った学生時代、この記事の掲載号を知ることができ(たまたま知人が持っていた)、取り寄せたバックナンバーが今でも手元に残っています。この記事で紹介されているE120が、5輌作られた試作機の1輌であることを知ったのは、さらに後になってからでした。
E103の後継機として登場したE120でしたが、客貨両用で高速列車牽引という贅沢なコンセプトが裏目に出たのか高速新線での走行時にトラブルも多く、後継機どころかE103の脇役的な存在になってしまいました。このことが幸い?してか、E103が長く運用されることになったのはE103ファンにとってはうれしいことかもしれません(私はE120も好きです♪)。
模型のE120は、実機の登場から間もなくしてメルクリンから旧タイプ(樹脂ボディー)の製品が発売され、メルクリンを始めるのが遅かった私は、ダイキャストボディーになってからの製品を2輌入手しています。
最近PIKOから、おそらく初めての模型化?となるE120.0-005号機が発売されたのが目新しいところです。空力特性の向上試験を目的に改造された005号機は溶接された別部品の取り外しが難しかった様で、ライト周りは001~004号機とは異なるデザインのままで運用されていました。
機関車名は、正しくはBR120と記した方がいいのかもしれませんが、私のブログでは日本国内で見聞きすることの多いE120として記しています。
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